ノーリフト®とは
ノーリフト=「抱え上げない介護」
抱え上げる介護を繰り返すことで、介護する人の腰痛が増え介護される人も「拘縮や褥瘡」などのリスクが増えてしまいます。
お互いの身体を守るために一人一人に合わせて福祉用具を使うことが大切です。
適切に福祉用具を使用し「抱え上げない介護」を行うことで、お互いに安全に安心した生活を送ることができます。
ノーリフトは介護の3Kのイメージを変え新たなスタンダードになっていきます。
私たちは、5つの原則を大切にしています。
ノーリフティングポリシー
大翔会が行うノーリフト®
様々な、アイテムを用いてトイレ介助や入浴介助、移乗介助、どの場面においても100%抱え上げない介護を実践しています。
大分県ノーリフティングケア推進事業において推進施設の認定を受けています。
利用者もスタッフも笑顔になれるケア
私たちは、日々のケアにおいて福祉用具を活用することで身体的に負担の少ないケアを行っています。ノーリフトケア®を行うことで「拘縮や床ずれ(褥瘡)」などの寝たきりの予防にもなり、ケアの質の向上にもつながっています。
人材不足や腰痛などを理由に、介護職員が減少すればケアの質も低下します。ケアの質の向上に向けて、現実的に根拠を持ってその質の向上に取り組まなければなりません。利用者の尊厳や人権を守り、痛い、つらい思いをさせない。
精神的、身体的負担軽減に取り組めるよう、まずはスタッフが笑顔で働ける環境を作る。その一つを担うのがノーリフトⓇへの取り組みと、私達は考えます。ノーリフトケアを実践することで介護のイメージを変えよりクリエイティブで魅力あふれる仕事になると考えます。
「オーストラリア発信のケアメソッド」
かつて、オーストラリアでは看護師の身体疲労による腰痛訴え率が上がり、離職者が増えて深刻な看護師不足に陥りました。そこでオーストラリア看護連盟が看護師の腰痛予防対策として1998年にノーリフト®をスタートさせたことに端を発します。
人力のみの移乗を禁止し、患者さんの自立度を考慮して福祉用具を活用しようという考え方です。
主な使用アイテム
床走行リフト
自分の力で起き上がれない方に使用するアイテム。
専用のシートを使用してハンモックの様に身体全体を包み込み車いすやベッドへの移動を行います。ゆっくりと介護するため、写真の様に会話を楽しみながら行うことができます。
スタンディングマシン
自分の力で立ち上がれない方に使用するアイテム。
膝・背中・足底をしっかりとサポートすることで写真の様に安定して立ち上がることができ安全にトイレに行くことができます。
無理のない立ち上がり動作を行うことでリハビリの効果も期待できます。
トロリーバス&天井走行リフトでの入浴介助
トロリーバスと天井走行リフトを使用することで一番の重労働といわれる入浴介助の負担を大幅に軽減しています。
抱え上げ介助は一切なく利用者、介助者共に身体的な負担なく安全で快適な入浴を行うことができます。
ノーリフトケアでは、利用者様の状態に合わせ様々な福祉用具を使用します。力任せに介助を行うのではなく、プロとして身体状況や介助場面に合わせて適切な福祉用具を選択し介助する側される側双方に負担の少ないケアを行い、「拘縮や床ずれ(褥瘡)」などの寝たきりの予防にもなり、ケアの質の向上にもつながっています。
スタッフのノーリフトケア教育
大翔会では、スタッフの教育にも力を入れています。
施設内研修として、「大翔会オリジナルベーシック講座」をはじめとする、スキルアップのための研修や外部講師を招いてのスキル評価、施設内の環境チェックなど外部の目からの改善案やスタッフの教育・指導も行っています。
そのほかにも、外部講師を招いての研修や法人独自の認定チェック制度を導入。県内外への研修を介護職員のみならず全職員を対象に実施しています。
各メディアでの紹介
OAB
佐賀NHK
大分合同新聞
介護ビジョン
マイベストプロファイルは、全ての動画の後半に社会福祉法人大翔会が紹介されています!